◆絵画・彫刻などと違う馴染みのない折加美という新しいアート◆
絵画や彫刻も最初は、木・土・石等の身の廻りのもので描いたり、削ったり、丸めたりして始まったと思う。
それがいつからか「こうしてはいけない」とか「これが絵画・彫刻」だという枠組みを決めたのではないだろうか?
その方が評価しやすくまとめやすいからです。私は折ることを基本に生活日用品を使用し、人と人の心が折合わさり、平等で平和な生活を願って、干支作品をつくりはじめました。
特に畳ゴザとジュータンにこだわり、折るという技法で紙という概念にとらわれず、人の生活を表現したいのです。生活の中で生まれ、生活の中で学び、生活の中で育ち、生活の中の技術が幾つも集まって誕生した折の造形『折加美』です。 |